X68000 EXPERT 火入れ 10+?年ぶり
頼んでいたATX電源化キットが到着したので、電源を交換
webには、サクッと出来るような記事がありましたが、僕には数時間かかりました。
結果を先に書くと、電源交換だけではだめでした。RGBユニットが逝ってる?
電源交換後、懐かしいPOWER-LEDが赤点灯。
よっしゃー!とばかり、モニタへ2列→3列変換器を噛ました後、DSUB15ピンケーブルをモニタへ繋げ、そしてHuman68K Ver3.02と書いてあるFDを差し込み(向かって左側がラベル面なのですね。手が覚えてました)、前面の電源ボタンを押すとFDDアクセスランプが点灯し懐かしいFDをアクセスする音(クンクンだったが気がしますが、経年劣化のためかガガッって感じに変わってました)と共に赤色点灯しました!が、
画面には何も出ず。。。なぜ???うちのモニタはEV2450なのですが、事前に31KHzモードが映るって見つけてたのでおかしいなと思いつつ、しょうがないので
物置から純正モニタ(CZ-600Dです!!)を出してきて、繋いだもののやはり映らず。
POWER-LEDとFDDアクセスランプは正常状態!しかしモニタは映らずという残念な状態に。。。以下の写真です。
同期信号をちゃんと捕まえてない感じがするのと、それだけでなく映像が何も来てない?砂嵐に近い感じです。31KHzモードに切り替わりません。テレビコントロール端子にケーブル繋げた状態で前面の電源OFFで連動してモニタは落ちます。逆にONにするとモニタも連動してONになる。更にアナログモードに切り替わります!!(アナログとデジタル両端子がついてることを忘れてました)すげーー!もう忘れていました。
本体は動いているようです。別のFDでブートすると音楽が鳴りだしました。記憶が無い音楽。Human Ver2.0と書いてあるOSディスクなんですけど。
とすると、
1. RGBユニットが昇天しているか
2.モニタ側の問題か
純正モニタは生きているか?
とりあえずPCのセカンドとして繋いでみるも、自動ではマルチっぽい検出をしてメインのEV2450以外に2台目があるような画面になったのですが、X68のモニタは砂嵐のまま。。。windows上で改めて状態を確認すると2画面目の解像度が1024x768(期待は640x480)、そして640x480の選択肢も無い。。。検出ボタンを押すとそのようなセカンドモニタは無いとのメッセージが出る。(じゃー2って出てるは何のモニタなのよ!と突っ込みたくなるけど)単に純正モニタはWindowsの解像度を受け付けないのかもしれないし、分かんないや。
15ピンの端子からの信号の確認
オシロスコープなど持っていないので、簡易テスターで電圧レベルを見てみる。当てたら以下の様な電圧が観測できた。
VSYNC | 4.3V |
HSYNC | 3.51V |
R | 15mV |
G | 5mV |
B | 27mV |
V/HSYNCは時々"L"に変化するし上側は5Vらしいので、テスタで平滑化されたとして、こんなものかという気がする。RGBは0.7Vppらしく 0V - 700mVが振幅範囲らしい。現在、ブート成功状態ならばほとんどが文字であるので、大部分は背景である黒のはず。という事は数%だけ白という計算でほぼ0Vなんだろうと。(ど素人の為全く自信はない)
RGBもこんなもので合ってるかのかなぁと思う。しかし測定した低めの電圧に反して映っている画像はほぼ白なんですけど。。。。
もう、分かんないや!ってことで何か変わることを期待して、RGBユニットの半固定抵抗を回してみる。。。おー電圧が変わる。3個端子があるのですが。それぞれRGB用なのかと思いきや、一つ変えるだけで、G,B電圧が一緒に変わったりで役割が分からず。いろいろいじってたらRGB共に500mV程度出るようになってしまった。。。でもモニタに変化は現れず。今思えば、いじる前に基板のパターン確認か公開されている回路図を見ればよかった。。。#理解できるかどうかは置いといて。。。
RGBユニットの目視
RGBユニットを取り出して、電解コンデンサは大丈夫なのか目視してみる。目視上は問題なさそう。美しい。分かりやすく液漏れとかあったら、(ど素人だけど)全交換とかやろうと思うのだけど、この状態だとやる気出ず。。。念のため、使用している電解コンデンサは書き留めた。
次の手は何かなぁ。。
純正モニタは邪魔すぎるので物置へ再送り。
以下はおまけ。。。もう疲れました。忘れないように書いときます。
ATX電源化キットへの交換の道のり
キットに添付してあった交換方法と、以下の記事がX68Kの開け方は参考になりました。以前に、(クロックアップやパリティ回路付加の為に)開けたことはありますが、記憶が無いのと電源部までは触ろうとしなかったので。
こちらのページで本体の蓋を外したのち、各種電源ケーブルの取り外しは添付マニュアルに従えば出来ました。苦労したところは
1.コントロールコネクタの引き抜き。抜け防止ロックは押しながら抜くのですが、場所が狭いので指が入りづらく時間がかかりました。徐々に抜けた感じでなく抜けたときはサクッと抜けたので、抜け防止ロックをうまく押せてなかったのかもしれません。
2.メインコネクタの右タワーから左タワーへの引き抜き。1.に比べればかなり簡単ではありますが、そこそこ時間がかかりました。マニュアルにはコネクタの向きを先端側の突起のある面を下側にすると抜きやすい場合があると記載があるのですが、垂直に立ってるメイン基板の端に、コネクタのコード側(根本)のハウジング端の出っ張りがひっかかってトンネルを通りません。基板近くまで抜いたら逆向き(コネクタ先端の突起のある面を上に)にするとあっさり抜けました。
裏返したらなんと!Bという文字が印字されてました。基板近くでB字面を上にすると僕はうまく通りました。
3. コントロールコネクタとメインコネクタが外付けFDD基板へ行くケーブルと内蔵のFDDケーブルの間を通過していてサンドイッチ状態でキツキツになっていてFDDのフラットケーブルを外さないで抜けることは無理でした。(ハウジングがひっかかる)なので、左側のSASI基板とFDD基板を外し覆いかぶさってるFDDケーブルを抜いてます。ここは悩むことはなかったですが、外す必要があるという認識がなかったので。。。
後は電源UNITをねじ止めしているものを外して撤去完了。
次にATX基板の固定
説明書にはATX電源接続ケーブルのテープでまとめてある部分を結束バンドで止める、その際に基板がショートしないように1cm程度浮かせるようにと写真付きで注意書きがありました。結束バンドで締めるのに浮かせるというのが想像できず、念のため基板の下に厚紙で作成した台を敷きました。自分、雑だなぁ。
#まぁ燃えるリスクを増やしてしまう気もするのですが。。。
時間あれば電源ユニットと本体を止めていたネジでプラ版を固定して、その上に基板を載せたい。
この続きが、冒頭へ戻ります。
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